今回は「現在、世界で注目されているベトナムの消費者市場について」ご紹介いたします。どういった点で注目をされているかなど、本ブログでご紹介できればと存じます。
【なぜ今、注目されているのか?】
かつてベトナムは、人件費が安く、外国企業が生産コスト削減を実現するために生産工場を建設する先として検討されることが多かったです。しかし現在は、多くの外国人投資家が、製造先としてではなく、魅力的な消費市場として評価しています。特にベトナムの消費財産業は、安定した成長を遂げている市場とされています。では、ベトナムの消費者市場の魅力は具体的にどのようなものでしょうか?
人口の増加と経済の成長
ベトナムの消費者市場が魅力的な点として、まず人口が挙げられます。2018年は約9,467万人であった人口も2025年には1億209万人になるといわれております。これは、これからも消費者市場が拡大していくことを意味しており、国内市場の成長を後押ししております。
また、それを支えるように経済成長が存在します。ここ数年は6~7%の成長を遂げており、昨年などは世界的に大きな影響を与えているコロナ禍でも約2.91%の成長を達成。世界有数の経済成長が、国民の消費意欲に追い風となっていることは間違いありません。
生活環境の変化
インフラ整備が急ピッチで行われているベトナムでは、人々の生活スタイルもどんどん変わってきております。
例えば、かつてはバイクを主な交通手段としておりましたが、現在では車を持っている方も増えてきました。また、現在ホーチミン、ハノイ共に鉄道の建設が進んでおり、完成したら人々の消費行動も大きく変わってくると思われます。さらに、これまでバイクで通勤していた方が電車で通勤するようになると服装なども変化するでしょうし、電車の待ち時間でゲームをしたりネットショッピングをしたりと消費に使用する時間が増えると思います。
このようにインフラが整うことで生活環境が変わり、生活環境に合わせて消費行動が生まれてくるので、ベトナムの消費者マーケットは大きなポテンシャルを秘めているといえるでしょう。
【日系サービス業の進出】
ベトナム市場を狙って韓国系、台湾系、アメリカ系等々多くの企業がベトナムに進出しておりますが、日系企業もその例外ではありません。具体的にどのような企業が進出されていらっしゃるか、下記にてご紹介します。
ファミリーマート、ミニストップ、イオンモール、高島屋、良品計画、マツモトキヨシ、UNIQLOといった日系の主要な小売企業がベトナムに進出しております。
また、飲食でも和民、一風堂、牛角、ココ壱番屋、リンガーハット、丸亀製麺など日本でも有名なチェーン店が進出し、日本人のみならずベトナム人にも親しまれております。
日本ブランドはベトナム現地でも人気で、品質や安全性の高さがとても評価されております。
日系サービス業が増えていくことは、在住している日本人にとってはありがたいことで、生活がどんどんしやすくなるのを感じられます。
【まとめ】
今回は以上となります。
上記のように多くの企業が世界から進出することで、新たな雇用を生んだり、サービスが増えたりと、ベトナムは外資を取り入れながら成長しております。
日本では味わえないような経済成長スピード、マーケット環境で働けるのも、ベトナムの魅力です。ぜひベトナム転職をお考えいただければと存じます。
もし今回の記事をお読みになって、ベトナムについて詳しく知りたくなった方は、下記よりお問い合わせくださいね。
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