今回は以前投稿していた~【完全版】ベトナムの基本情報を丸ごとお伝えします~のブログ内容から、より詳しく、ベトナムの不動産情報についてお伝えします。
お仕事探しも大事ですが、海外転職の場合は、その国に「住む」ことになるため、生活情報も事前に調べ、イメージしておくことは大事です。そこで、今回はハノイ市とホーチミン市における不動産事情についてまとめました。ぜひ最後までご覧ください。
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~【完全版】ベトナムの基本情報を丸ごとお伝えします~
【物件タイプ】
ベトナムで賃貸されている物件の多くは、以下2つのタイプに分かれます。
どちらも基本的に家具付き物件となっているため、不足している家具を買い足す事がほとんどです。
付属の家具例)テレビ、ソファ、ダイニングテーブル、ベッド&マットレス、クローゼット、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの基本家具や家電
■サービスアパート
法人が管理している物件で、家賃の中に各サービス(税金、インターネット代、水道代、お部屋の清掃、管理費、共有施設の利用など)が含まれております。
電気代については、物件によって含まれているか否かは異なっておりますが、含まれていない事がほとんどですので、毎月使用料に合わせて追加払いとなります。
大型のサービスアパートであれば、ジム・プール・サウナ・室内のプレイルーム等が付いていますが、価格が高く、駐在員向けとなっています。
小型のサービスアパートであれば、500 USD前後からお部屋が借りられるため、現地採用でも借りやすいです。
サービスアパートはキッチン付きのホテルを長期利用するイメージです。
■コンドミニアム
個人が管理/所有しているお部屋を賃貸に出している物件がほとんどです。
家具付きの物件がほとんどですが、サービスアパートとは異なり、基本的に家賃の中には何も含まれておりません。
インターネット代や水道光熱費等はご自身で払うのが一般的ですが、オーナーに交渉の上、家賃に上乗せして付帯させる事ができます。
共有施設として、公園、プール、テニスコート、BBQ場などがあり、充実しているため、お子さま連れ等に人気なタイプです。
ただし、エリアによっては物件数が少ないため、選択肢が限られます。
コンドミニアムは、日本のマンションの一部屋(家具付き)を借りるようなイメージです。
【ホーチミン市の住居状況】
■単身の場合
小型のサービスアパート、若しくはコンドミニアムを借りられる方が多いです。
①人気のエリア
ホーチミン市の中心地は1区にあり、オフィスや商業施設、レストラン等が多く集まっているため、生活の中心地となっています。そのため、単身の場合は1区、もしくは1区まで車で10~15分圏内の3区、ビンタイン区に住居を借りる方が多いです。
ただし、オフィスがある場所によって住むエリアを変えている方も多く、製造業など工業団地地区で勤務する場合は、2区や7区などに住むこともあります。
②家賃の相場
小型のサービスアパートを借りる場合が多く、家賃の相場としてはワンルーム(30平米前後)で400 USD~500 USD、1ベッドルーム(50平米前後)で500 USD~700 USDの物件が多いです。
小型のサービスアパートの場合であれば、各エリアに多くあるので選択肢は多いです。
コンドミニアムのワンルームタイプや小型のサービスアパートの場合、お部屋に洗濯機が付いていないケースも多く、その場合は共有の洗濯機を利用するか、メイドさんによる洗濯サービスが含まれています。
■家族帯同の場合
公園やプールなど、共有施設が充実しているコンドミニアムの物件を借りられるケースが多いです。
①人気のエリア
幼稚園が多い2区と日本人学校がある7区に集中しています。
ただし、ここ近年ビンタイン区のコンドミニアムにもスクールバスが停まるようになり、2区、7区、ビンタイン区に住居を借りる方が多いです。
②家賃の相場
サービスアパートの場合、2LDK以上は大型のサービスアパートタイプに限定され、家賃は2,000 USDからと高額です。それに比べ、コンドミニアムは2LDK(80平米前後)で800 USD~、3LDK(100平米前後)で1,000 USD~借りることができます。
ただし、エリアや物件のグレードによって家賃の相場が多少異なるため、事前に各エリアの相場についてネットなどで情報収集してみてください。
同じ物件でもお部屋によってオーナーが異なり、家具やお部屋の雰囲気も異なるため、気になる物件があるのであれば、数件を見学されることをお勧めします。
【ハノイの住居状況】
■単身の場合
小型のサービスアパート、若しくはコンドミニアムを借りられる方が多いです。
① 人気のエリア
リンラン、キンマーエリアは日本人の方が多く、大型商業施設も近くにあるため人気のエリアとなっています。駐在員の方も多いです。最近はタイホーエリアも人気です。大きな湖があるエリアで、欧米系の方も多く住んでいる関係で飲食店のバリエーションも豊富です。
旧市街に近いエリアにあるハイバーチュンも、かつては日本人街として栄えていたことから、日本食料理店も多く、いまだに根強い人気があります。
② 家賃の相場
ホーチミン同様サービスアパートを借りる場合が多く、家賃の相場としてはワンルーム(30平米前後)で400 USD~500 USD、1ベッドルーム(50平米前後)で500 USD~700 USDの物件が多いです。
コンドミニアムのワンルームタイプや小型のサービスアパートの場合、お部屋に洗濯機が付いていないケースも多く、その場合は共有の洗濯機を利用するか、メイドさんによる洗濯サービスが含まれています。
■家族帯同の場合
① 人気のエリア
ご夫婦でということであれば人気のエリアは単身の場合と変わりませんが、お子様がいらっしゃる場合には保育園、幼稚園の関係でタイホーエリア、または最近IT企業が増え発展してきているコーザイエリアを選ばれる方が多いです。
お勤め先との距離にもよりますが、園の数はタイホーエリアが多いため、タイホーエリアを選ばれる方が多い印象です。
② 家賃の相場
サービスアパートメント・コンドミニアムの場合、2ベッドルーム(80平米前後)で1,300USD~1,700USD、3ベッドルーム(100平米前後)で1,900USD~2,500USDが相場となっています。
ローカルのサービスアパートメントですと少し下がり、2ベッドルームで900USD程度から探すことが可能です。
こちらもホーチミンと同様、同じ物件でもお部屋によってオーナーが異なり、家具やお部屋の雰囲気も異なるため、気になる物件があるのであれば、数件を見学されることをお勧めします。
【住居選びのポイント】
お部屋の雰囲気や設備を見ていただくのはもちろんのこと、通勤にどれくらい時間がかかるか、冠水しやすいエリアか、女性1人暮らしの場合、タクシーが横付けできるか、周辺の住居環境はどのような雰囲気か等も、見ておきましょう。
コンドミニアムの場合、個人オーナーが所有しているお部屋がほとんどで、住んでいる間に何かトラブルや修理が発生した場合は、仲介会社もしくはオーナーさんが直接対応となります。そのため、オーナーさんが良い方かどうかは、結構重要になります。何も対応してくれず、トラブルが大きくなるケースも多々あるようです。
その他、周りの部屋にはどのような方が住んでいるのか、わかる範囲で教えていただくと良いでしょう。そうすることで、事前に騒音トラブルを防ぐことも可能です。
【まとめ】
住居選びは実際に現地に入らないとイメージがしにくい部分もあるかもしれませんが、今はインターネットなどで事前の情報収集やオンライン内覧なども可能ですので、現地の生活のイメージを掴むために早めに情報収集されると良いでしょう。また、それぞれの環境によっておすすめの居住エリアや物件タイプも異なるため、ぜひ各コンサルタントとのご面談時に質問してみてください。
求人紹介やご転職サポートだけでなく、現地に住んでいるコンサルタントだからこそお話できるエピソードが沢山ありますので、気になる方はお気軽にお問合せください!
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